再生、演奏、共有
楽譜の作成や編集だけではなく、Sibeliusでは驚くほど高音質なスコアを再生できます。付属の膨大なサウンドライブラリーが幅広いプロフェッショナルクオリティの楽器を提供します。SibeliusはVSTプラグインとAUプラグインに対応していますので、必要に応じてサードパーティーのサンプルライブラリーも利用できます。Sibeliusは、ReWireを使って一般的なオーディオソフトウェア(Pro Toolsなど)と同期させることもできます。
VSTとAudio Units
VST(WindowsとMac)とAudio Units(Macのみ)は、高品質の楽器サウンドのための最先端の規格です。さまざまなVSTとAudio Unitsインストゥルメントが多くのメーカーから発売されており、Sibeliusはこれらを使ってスコアを再生できます。可能性は無限です。EastWest Quantum Leap Symphonic Orchestra、Vienna Symphonic Library、Synful Orchestraなど、世界的に有名なサウンドを使用できます。Sibeliusでは、Kontakt PlayerとKontaktフォーマットのサウンドも使用できます。
サウンドの音質を向上させるためのさまざまなエフェクト(高度なリバーブ、EQ、フィルターなど)も使用できます。さまざまなVSTやAudio Unitsインストゥルメントとエフェクトを組み合わせ、サウンドをカスタマイズしましょう。
再生機能を一体化
Sibeliusには、ハイクオリティ再生機能が組み込まれています。スペースバーを押すだけで、Sibeliusがスコアを再生してくれます。弊社特許技術であるSoundWorldシステムは、最適のサウンドを自動選択し、よりリアルにスコアを再生します。
ミキサーを使用すれば、再生の微調整も簡単です。ミキサーには、各譜表ごとにコンボリューション・リバーブとコーラス、およびその他のエフェクト(EQ、ディストーション、音色など)用の6つのフェーダーが搭載されています。フェーダーの位置と設定はすべてスコアに保存されますので、次回にスコアを開いたときに調整する必要はありません。
SibeliusだけのReWire対応
ReWireは、Pro Toolsなどのデジタルオーディオワークステーション(DAW)でのSibeliusオーディオの録音を可能にする規格です。ReWireにより、SibeliusとDAWを同期させ、同時に再生させることが可能になります。1つのプログラムの再生を開始すると、もう1つのプログラムも再生を開始します。詳細を見る
ReWireにより、他のオーディオソフトウェアと共にSibeliusを使用する可能性は大きく広がります。たとえば、スコアをDAWにレコーディングしたり、SibeliusとDAWを同時再生させることにより、Sibeliusでのプレイバックにアコースティックソロ楽器ラインを加えることができます。
ReWireは非常に幅広く使用されているため、Pro Toolsだけではなく、Cubase、Logic、Digital Performer、CakeWalk、Reaper、GarageBandなど、ほとんどのオーディオ・プログラムにSibeliusを接続できます。この機能に対応している楽譜作成ソフトウェアはSibeliusだけです。
スコアを指揮
指揮者のようにスコア再生をコントロールできます。ライブテンポを使用すると、スコアの再生を指揮してニュアンスにあふれる生き生きとした演奏が行えます。コンピューターのキーボード、MIDIキーボード、またはフットペダルをタップするだけで、Sibeliusのリズムをコントロールできます。詳細を見る
ライブテンポを使用すると、スコアの再生を"指揮"してニュアンスにあふれる生き生きとした演奏が行えます。"
コンピューターのキーボード、MIDIキーボード、またはフットペダルをタップするだけで、Sibeliusのリズムをコントロールできます。演出の細部をレコーディングし、後で再生したり、その演奏をオーディオやMIDIファイルとして保存できます。
本物の指揮者のように、任意の場所で拍子のパターンを変更するだけで、Sibeliusの再生を変更できます。
エスプレッシーボとルバート
エスプレッシーボとルバートは、Sibeliusの再生にエレガントな表現を加える独自の機能です。エスプレッシーボは強弱の微妙な調整を行って音楽的なフレーズを生み出し、ルバートは人間の奏者のようにテンポを変化させます。
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